口臭の原因と予防法を知ってみよう!
口臭は、誰にでも多少はありますが、加齢による唾液の現象で年齢が高いほど強いと言われております。また、口臭は、人と話す際に恥ずかしいという様な「他人との関係」で起こる悩みです。そのため、口臭が気になる人の年代別の割合で最も多いのは、45~54歳で約20%が口臭を気にしています。
臭いやすい時間
口臭のレベルが最も高いのが起床時で、その後、朝食を撮ったり歯磨きをしたりすると口臭は弱くなり、時間が経つと再び強まります。 臭いが完全になくなることは無く、口臭の悩みのない人でも少しは匂いがあります。 問題は、他人が不快になるほど匂いが強い場合です。
口臭の原因とは?
口臭が発生する主な原因は、舌苔(ぜつたい)、歯周病、唾液の現象です。舌苔は舌の表面に溜まった汚れで、白っぽい色や淡い黄色をしています。舌苔の中にいる細菌が、汚れを分解して口臭の元になる口臭ガスを発生させるので、舌苔が多いほど口臭が強まります。 歯周病は、歯周病菌が舌の中や口の中の汚れを分解し、口臭ガスを発生させるので口臭が強くなります。虫歯の場合は、進行した虫歯が多いと口臭に影響します。 唾液が減ると、口の中が乾燥して細菌が増殖し、舌や口の中の汚れを分解するため口臭ガスが強まります。唾液には、殺菌作用や口の中の汚れを洗い流す作用があります。食事をすると唾液が分泌され食べ物と一緒に口の中の汚れを胃の方へ洗い流します。唾液が減少する原因には、ストレスや緊張、口呼吸、睡眠不足などがあります。また、睡眠薬や高血圧などの薬で唾液の分泌が悪くなることもあります。
まずは口臭の原因の特定!
口臭の治療は、原因を特定して行うことが大切です。 歯周病は、歯科医院で治療を受けると共に、日常の歯磨きでは歯ブラシで磨くだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使い歯と歯の間も掃除します。 唾液が少ない場合は、食事の時によく噛んで唾液の分泌を促します。ガムを噛むと唾液の分泌が促されるほか、一時的に口臭を抑える効果も期待出来ます。口の中を潤して細菌を増殖させない環境を作るために、水分を取るのも良いでしょう。
最も効果的な舌ブラシ
舌苔の除去は、舌ブラシを使い1日1回朝食前に行います。鏡を見ながらブラシを舌の奥から前に動かし、優しく汚れをこすり取ります。特に舌苔の多い舌の奥を念入りに掃除しましょう。 舌は粘膜で覆われたデリケートな組織で、硬いブラシで強くこすると傷つきます。市販のブラシを使用しましょう。
どうしても口臭をすぐに抑えたい場合に意外な食べ物!
それは「砂糖」!砂糖を舐めると唾液腺が刺激され唾液の分泌を促し口臭を抑えてくれます。もちろん食べ過ぎは良くありませんが、どうしてもすぐ止めたい時になど飴などを舐めると長くて3~4時間程度口臭を抑えることが出来ると言われています。