海藻の抗がん作用について

海藻には抗がん作用がある

■アポトーシス誘導
■免疫力増強作用
■血管新生抑制作用

アポトーシス誘導:がん細胞を自殺に導く
フコイダン研究所での研究においても、アガリクスエキスを細胞に添加した場合は、アポトーシス誘導は見られませんが、モズク由来・メカブ由来フコイダンはアポトーシス誘導を引き起こすことが示されています。

ヒト前骨髄性白血病細胞株(HL60)のアポトーシスの誘導
引用:フコイダン研究所 アポトーシス


免疫力増強作用:人間が本来持っている免疫力を高めてがん細胞を攻撃する
NPOフコイダン研究所による研究では、加えたフコイダンすべてNK細胞活性が有意に上昇したことが示されています。

*NK細胞:免疫細胞の一つで腫瘍細胞やウイルス感染細胞を死滅させる
引用:フコイダン研究所 免疫賦活作用


血管新生抑制作用:がん細胞が成長したり、転移したりするときに必要な血管をつくるのを抑える
NPOフコイダン研究所による研究で、モズク由来フコイダンとメカブ由来フコイダン共に濃度依存的に血管新生を抑制することが示されています。

引用:フコイダン研究所 血管新生抑制作用


これらの働きによってがんと対峙すると考えられています。

海藻の中でもフコイダンが多く含まれるもの

フコイダンは褐藻類のヌルヌル成分です。とくに多く含まれるものとして、もずくとめかぶがあります。皆様、積極的に摂取してみてはいかがでしょうか。

・もずく
・めかぶ

参考文献

宮﨑先生 海藻成分フコイダンの生態調節機能~抗ガン作用を中心に~
https://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/bapsa/pdf/22.pdf
アポトーシスについて | NPOフコイダン研究所 (fucoidan-life.com)
https://www.fucoidan-life.com/basicexperiment/apoptosis/
免疫賦活作用について
https://www.fucoidan-life.com/basicexperiment/immunity/